取材した私がコメントいたします。
背景
昔のミカン農家です。すごくすごく昔です。当時はきっといい家で、多くの人たちで賑やかだったのでしょう。建具の凝ったデザインにはその面影が残ります。部屋数が多いのは、きっとお手伝いの人たちがたくさん泊まっていたことでしょう。台所の裏にある2つの倉庫はミカン箱でいっぱいだったことが想像されます。
あれから数十年。子供立ちは独立し、ここには老夫婦が残り余生を過ごしてきました。家のあちらこちらに手すりを設置し、風呂も改造して老後を過ごしてきましたが、いよいよ相続となった・・・・こんな流れの物件です。
廉価な売値の理由
相場に比べてお安い設定をしてありますが、その理由を説明します。
境界標がありませんが、現状のままでの引き渡しになります。隣地との紛争はございません。
雨漏りがあります。中には進行中と思われる部分(キッチン天井など)もありますが、そのままでの引き渡しとなります。
建蔽率をオーバーしています。増改築を繰り返していたと思われます。本日現在の数値で計算しても10%ほどオーバーしています。
キッチンにはIHヒーター、給湯には電気温水設備がありますがその動作は保障出来ません。令和5年の夏頃までは動作していたということですが、、、。
それ以外のマイナスポイントは画像にして掲載しているつもりなので、良くご覧ください。
契約は古家付きの土地売買という形になろうかと思います。
見学予約に関し
上の「廉価な売値の理由」を十分理解していただいた上で見学予約をお願いします。自分でリフォームできる人、もしくは、業者にリフォームするだけの金銭的に余裕のある方でないと難しいように思います。
少し厳しく書かせていただきましたが、海までの距離、部屋数の多さ、建具の感じなど良い点もたくさんあります。
ご検討ください
土屋秀がレポートしました。
"ズバリ"レポート