海まで120mですよ。これ、道のりの話です。直線距離ならなんと約60mです。
海近の希少物件ですが、問題点もありますので、最後までお読みください。
<RC造>
耐用年数70年(非事業用)と言われているRCですが、やはりメンテナンスが重要ですね。この物件、屋上防水、そして外壁塗装と一気に最近やっています。この先しばらくは何もしなくても安心です。
階段に体重をかけたとき、そして2階のバルコニーに出たとき、コンクリートの重量感、安心感を味わえると思います。「木造とは全く異なる”重さ”を・・・。
そうそう、RCは評価が高いので固定資産税要注意ですが、ここは築年数に助けられ約8万1000円まで下がっています。
<バリアフリー?>
フリーというのは少し大げさかもしれません。
浴室入口に少し段差がありますが、車イスでも軽く乗り越えられそうな小さな段差です。1階の広いLDKからPartyroomまでを車イスで広々と使い切ることができそうだな?と勝手に想像をしてしまいました。(この案の場合、Partyroomは広~い寝室となります)
玄関以外にもLDKに勝手口あり、その外に少し広めの空間がありますので、車イス用の段差解消の何か?を取り付ければ、海までの散歩も楽になりそうです。国道の交通量は多いですが、信号機付きの横断歩道がありますので車イスでも安心してゆっくりと横断することができます。
<二項道路>
前面道路は国道で、側面は市道となっております。この市道の幅員が現在約2.5mとちょっと狭いんです。よって、ここの建物を建て替える際には、広くする(4mにする)ための協力(いわゆるセットバック)が必要になります。これは、すぐにバックしろというものでなく、あくまで再建築の際ということになります。
沼津市津波ハザードマップ
「海近」、「海抜3m」と聞いて、魅力を感じる反面不安を感じる方もいらっしゃいますよね。以下に沼津市のハザードマップへのリンクを示しました。ご確認ください。
こういった地域には対策がどんどん施されていきます。避難ビルの指定や津波孤立を想定した防災倉庫の設置などです。危険地域を「危険だ」というだけでなく、安全対策を優先的に施ししていく行政には感謝ですね。
さあ、この地域を十分に理解した上で、この「海近・RC造の家」で人生を十分に楽しんでください。
マップはこちら(沼津市)
以上
土屋秀がレポートしました。